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​まずは連絡を!

 怪我をしていたり、飛べない様子だったり、弱っている野鳥を見かけたら、お住まいの都道府県や鳥獣保護施設などに連絡して指示を仰いでください。衰弱なのか、怪我をしているのか……誤って認識している可能性もあり、自己判断はよくない結果を招く恐れがあります。​また、許可なく野鳥を捕まえたり飼育することは法律で禁止されています。違法捕獲と誤解されないためにも必ず担当機関に連絡して指示を仰いでください。野鳥の種類や時期によっては、対応や受け入れが難しい場合があります。施設への直接の持ち込みは避け、必ず事前に電話等でご相談ください。

  • 野鳥病院では千葉県外で保護された鳥・カラス類・白鳥類・外来種・飼鳥・家禽類は受け入れできません(受け入れできない個体であっても、お電話でのご相談には対応可能です)。また開院時間内でも傷病鳥の処置中などのため電話に出られない場合があります。お手数おかけしますが、少し時間を空けて再度おかけ直しください。

※国の鳥インフルエンザ対応レベルが2または3の場合は、猛禽類や水鳥類の一部の受入れを停止します。 

【環境省】高病原性鳥インフルエンザに関する情報​]

  • 2026年4月現在、対応レベル3(国内複数箇所発生時)

※野鳥監視重点区域が設定された場合、期間中該当市町村からの受入れは全種停止します。

【千葉県】[県内の野鳥における鳥インフルエンザに関するお知らせ(令和7年から8年シーズン)]

  • 2026年3月24日現在 なし

連絡が取れなかった場合の対応

 夜間や休日でどこにも電話が繋がらず一時的にご自身で保護せざるを得ない場合は、以下の点に注意しながら暗い場所で安静にさせてください。ご自身で保護され状態が悪くなってからご連絡を受けても、その後の回復が難しいケースが少なくありませんできるだけ早く担当機関に連絡し指示を仰いでください

 種類によっては力が強く、嘴が鋭く尖っているものもいます。弱っていても急に首を伸ばして人の顔などを突くこともあるので、保護する際は十分気を付けてください

  • 収容容器

 保温性が高く密閉性が低いダンボールがおすすめです。また壁が柔らかいため収容中に暴れても怪我のリスクを下げられます。外が見えると落ち着かなかったり、明るい方へ出ようと暴れる可能性があるので蓋は閉じて暗くしてください

  • 保温

 適切な体温が保てないと命にかかわります。パネルヒーターや50℃以下のお湯を入れたペットボトルをタオルに包んで箱の中へ入れるなどして温めてください酸欠になるので使い捨てカイロは箱の中に入れないでください(外なら問題ありません)長時間にわたって羽を膨らませていたら寒いという合図であり、危険信号でもあります

  • 床材

 歩き回っている場合は新聞紙の平敷きで問題ありません。歩けず座り込んだり横倒しになっていたりする場合はキッチンペーパーを数枚重ねて敷いてください。

  • 水、餌

 水皿は体が濡れて冷えてしまう危険性があるため入れないでください(特に移動時は厳禁です)。餌もその鳥の食べ物が分からない場合は入れずにそっとしておきましょう。

○窓ガラスなどへの衝突の場合
 脳震盪を起こして一時的に飛べなくなっている可能性があります。怪我や出血がなければそのまま1~2時間程様子を見ておくとそのうち飛び立っていくかもしれません。可能であれば箱に入れて保温すると良いでしょう。

○ネズミ捕り粘着シート
 かなり強力な粘着剤なので、無理に剥がそうとすると骨折させてしまったり皮膚に大きなダメージを与えてしまい、その後の野生復帰に大きく関わることがありますまた製品の説明書では、付着したものを剥がす際に油の使用が推奨されている場合があります。動画配信サイトやSNSでも、野鳥に付着した粘着剤の除去に油を多用する方法が見られます。しかし、油は羽毛の機能を損ない、体温維持機能の低下につながるおそれがありますので、積極的な使用は避けてください。

 次の手順を試し、②が難しいようなら①の後に保温し、安静にさせ、早急に担当機関にて指示を仰いでください。
①鳥の周りの粘着部分にティッシュなどを貼り付け、それ以上鳥が粘着剤に付かないようにします。
②すぐに病院や施設に持ち込めない場合は、小麦粉など体に無害な粒子の細かい粉を粘着剤に付けながらねじり切るように少しずつ粘着シートと鳥を分離していきます。※鳥を仰向けにすることは避け、無理な体勢にならないよう注意してください。
③鳥に付いた粘着剤部分に粉をつけて保温し、早めに担当機関へご連絡ください。

​保護しない方がいい場合

  • 巣立ちビナの誤認保護

 巣立ったばかりのヒナは、まだ上手に飛ぶことができません。飛ぶ練習をしつつ、親から様々なことを教わって成長します。人間が勘違いして保護(誤認保護)することは、“誘拐”になってしまいます

  • カラスやタカの仲間に襲われている

 カラスやタカなどの在来種が他の動物を捕らえて食べることは、生態系の中の自然な営みです。捕食は野生動物が生きていくために欠かせない行動であり、自然の循環の一部でもあります。かわいそうに感じるかもしれませんが、人間の感情によって介入することは、かえって自然のバランスを損なうおそれがあります。原則として見守ってください。

問い合わせが多い種の見分け方

 種の識別のヒントとなる特徴です。お電話でのお問い合わせの際にお知らせください。必要に応じて写真をメールでお送りいただくようお願いすることもあります。

  • 全長(首を伸ばした状態で、嘴の先端から尾羽の先までのおおよその長さ)

  • 体の色(嘴の色、目の色、背中の色、お腹の色、足の色など)

  • 嘴のかたち(先がとがっている、かぎ状になっている、先が丸く平たい、太く短いなど)

  • 足のかたち(水かきの有無、鋭い爪の有無など)

 また下の画像も参考にしてください。体の色は成鳥(大人)と幼鳥(子ども)で異なることがあります。

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